月輪の都 『斜目』
2005年10月24日耐えて忍ぶ 美徳の前に、値踏みし舌打つ 己が座る。
高嶺の華と、切り捨てて、自尊を護る 防御策。
主君の嘆きを、推し量り、忠義 いざやと、洗脳す。
愛した夫の 裏切り見据え、忘れた”女”が 甦る。
心は貴方に 置いてゆく、嫁がされた 娘の呪文、
臨終際まで 抱え逝く。
君の為なら 死んでもいいと、無神経な 恋人(オトコ)が 零す。
愛は錯覚、気の迷い、恋は流行の 暇つぶし、虚ろな人魚が 夜景を泳ぐ。
しなだれ 微睡む、情事の後に、いい訳捜す 微笑む仮面。
返せば色々 あったねと、共白髪の縁側で、阿吽の呼吸と 思い込む。
誰も知らない その先を、恐れる余りに、背徳を。
恵まれないと 嫉む声、何が 幸福なのか、判らぬままに。
辿り着けない、心の底に、理想の己を 閉じ込めて、
ヒトは、そうして 生きてゆく。
高嶺の華と、切り捨てて、自尊を護る 防御策。
主君の嘆きを、推し量り、忠義 いざやと、洗脳す。
愛した夫の 裏切り見据え、忘れた”女”が 甦る。
心は貴方に 置いてゆく、嫁がされた 娘の呪文、
臨終際まで 抱え逝く。
君の為なら 死んでもいいと、無神経な 恋人(オトコ)が 零す。
愛は錯覚、気の迷い、恋は流行の 暇つぶし、虚ろな人魚が 夜景を泳ぐ。
しなだれ 微睡む、情事の後に、いい訳捜す 微笑む仮面。
返せば色々 あったねと、共白髪の縁側で、阿吽の呼吸と 思い込む。
誰も知らない その先を、恐れる余りに、背徳を。
恵まれないと 嫉む声、何が 幸福なのか、判らぬままに。
辿り着けない、心の底に、理想の己を 閉じ込めて、
ヒトは、そうして 生きてゆく。
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