月輪の都 『惨羽』
2005年10月18日憎む事を 辞め、私を 赦して しまえば 愛は消える。
義務も 恨みも 手放してしまえば 総てが終わる。
葛藤も 執着も 涙も 苦しみも。
けれど、そんな道など、貴女にはなく。
幾度でも 幾度でも、私は 貴女を 苦しめ 愛すだろう。
憎しみの 矛先を 私に。
私だけに 向けるよう。
貴女の泪が 渇かぬように。
貴女の胸に 刻印を。
共に刻んだ、過去を捨て、共に過ごした 記憶を捨てて、
此れより 先など、在りもせぬのに、夢見事。
愛を語る 口噤み、愛を奏でた 腕縛り、
愛を見せた 刹那を汚し、
私の愛を、識らせよう。
貴女の悲鳴が、途切れぬように。
貴女の意識が、閉ざさぬように。
天使の羽で、埋めよう。
真紅に 染まった、この手の中で。
義務も 恨みも 手放してしまえば 総てが終わる。
葛藤も 執着も 涙も 苦しみも。
けれど、そんな道など、貴女にはなく。
幾度でも 幾度でも、私は 貴女を 苦しめ 愛すだろう。
憎しみの 矛先を 私に。
私だけに 向けるよう。
貴女の泪が 渇かぬように。
貴女の胸に 刻印を。
共に刻んだ、過去を捨て、共に過ごした 記憶を捨てて、
此れより 先など、在りもせぬのに、夢見事。
愛を語る 口噤み、愛を奏でた 腕縛り、
愛を見せた 刹那を汚し、
私の愛を、識らせよう。
貴女の悲鳴が、途切れぬように。
貴女の意識が、閉ざさぬように。
天使の羽で、埋めよう。
真紅に 染まった、この手の中で。
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