日輪の郷 『猫』

2005年6月30日
甘えたいから、傍にいて。
独りがいいから、出て行って。
寂しいから、すぐに構って。
眠りたいから、放っておいて。

勝手気ままに、振舞って、王様気分に 踏ん反り返る。
足音 立てずに、摺り寄って。
硝子の瞳で、見上げて 一つ。
愛の声で 甘え声。

萌ゆる庭先 眺めし虚空。
飛燕の軒先 佇みて、
尻尾 振り振り 小春の背。

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