言葉の剣を、真綿で包み、間という鞘に 納めたら、
腰に 提げるは、戒めと。

帯刀 得るは、拠り所。
抜刀 せざるも、拠り所。

己が信念、削りだし、我が心の剣と 鍛えよと、
鞘を与えた 人ぞ告ぐ。

竹光ならば、尚の事。
真剣ならば、尚の事。
空剣ならば、尚の事。

忘れえじと、囁く声を、逃がさぬように。
踊るなかれと、律する声を、厭わぬように。
己は 独りで 立てぬ事を 知るように。

何気の無い 優しさが、吾が身に 染みた時がある。
何気の無い 励ましが、そっと背中を 撫でた時がある。
何気ない 気遣いが、無性に温かく 感じた時がある。

己が 独りで ない事を 知る。

抜き差し 封じた、刀を腰に 提げて行くは、己が道。
受けた恩を 心に刻み、与える恩を 心に描け。
癒された想いを 胸に、援ける想いを 向けるべし。

己を 独りで 終らせぬように。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

最新のコメント

日記内を検索