月輪の都 『渦』
2005年7月1日今でも、思い出すと、涙が滲む、
昇華されない 記憶を幾つ、
貴方は 抱えて 居るのでしょう。
辛い痛みを 捨てきれないのは 何故でしょう。
手放したくない 気持ちが何処か、
そっと隠れて 居るのでしょう。
過酷な事実を 美化する事の、
真意は 何処に、あるのでしょう。
残酷な記憶を 美化する事の、
本意は 何処に、あるのでしょう。
悲哀の経験を 美化する事の、
大義は 何処に、あるのでしょう。
記しきれない 心の様は、
顕しきれない 心の性は、
描ききれない 心模様。
押さえきれない 心の揺れは、
追いかけきれない 心の動き。
法則 無視した、振り子の様に、
逆流 始めた、砂時計。
時は これ程、流れ去り、姿は老いて、変わり果て、
湧いた蟲が 記憶を喰い散らして ゆくのにね。
何時か、機能が停止して、炎の中で 焼かれたら、
すべてのものは 消え去るだろか。
終末迎える 肉体の、則も性も 受け入れて、
怖さは 微塵も ないのだけれど、
同時に 必ず、私の心もすべて、消え去って くれるのだろか。
残る事が 恐ろしい。
遺す事が 恐ろしい。
何故なら、今でも こういう風に、
消し去る 術を 持たぬから。
昇華されない 記憶を幾つ、
貴方は 抱えて 居るのでしょう。
辛い痛みを 捨てきれないのは 何故でしょう。
手放したくない 気持ちが何処か、
そっと隠れて 居るのでしょう。
過酷な事実を 美化する事の、
真意は 何処に、あるのでしょう。
残酷な記憶を 美化する事の、
本意は 何処に、あるのでしょう。
悲哀の経験を 美化する事の、
大義は 何処に、あるのでしょう。
記しきれない 心の様は、
顕しきれない 心の性は、
描ききれない 心模様。
押さえきれない 心の揺れは、
追いかけきれない 心の動き。
法則 無視した、振り子の様に、
逆流 始めた、砂時計。
時は これ程、流れ去り、姿は老いて、変わり果て、
湧いた蟲が 記憶を喰い散らして ゆくのにね。
何時か、機能が停止して、炎の中で 焼かれたら、
すべてのものは 消え去るだろか。
終末迎える 肉体の、則も性も 受け入れて、
怖さは 微塵も ないのだけれど、
同時に 必ず、私の心もすべて、消え去って くれるのだろか。
残る事が 恐ろしい。
遺す事が 恐ろしい。
何故なら、今でも こういう風に、
消し去る 術を 持たぬから。
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