6月4日の日記

2005年6月3日
ぽつりと 小さな きっかけが。
ふと 見上げて 延べた掌に、形なさぬ一滴の雫。
空は 今にも 泣き出しそうに、瞬き一つ、
堪え切れずに 堰を切る。

心洗う 時もあり、心凍える 時もあり、
心隠す 時もあり、心慰める 時もある。

涙を隠し、涙を誘い、悲しみ覆い、喜び呼んで、
変わらぬままに、雨は落つ。

常なる非情は、視界をくゆらし 滲ませる。
更なる悲痛は、顔面を歪ませ 体をよじる。
常なる悲嘆は、声を張り上げ 枯れさせて、
鳴咽は 呼吸を 閉じ込めて。

誰も 私を 見るなかれ。
誰も 私を 知るなかれ。

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