零°の君と、壱°の僕。

こんなにも、すぐ傍に いるのにね。
何処かしらに、焦点は見えるけど、
それは ほんの一瞬、気休めみたい。
放射状に、さよならしたら、二度と 交わる事 無いね。
目指した場所が、小さな範囲だったなら、
きっと、再び 顔逢わせる事も、無いだろね。

零℃の君と、壱℃の僕。

ほんの些細な 違いしか ないのにね。
時間が、総てを 明らかに してしまうよ。
形を変えぬままと、形を保てぬままと。
こんなに、近く寄り添って、
それでも、背中合わせに 歩き出すみたい。
歩み寄ることは、無いみたい。

零の君と、壱の僕。

君が 何かを 得ていれば、僕が 何かを 捨てていれば、
君が一歩、僕が一歩、同時に 踏み出しちゃ、いけなくて。
君が一歩、僕が一歩、譲り合って、権勢しあって、見合ったままさ。

何時も、届かないから、忘れない。
何時も、添えないから、覚えてる。
零の姿の君と、壱の姿の僕。
零の心の君と、壱の心の僕。
零の点から 動かない、一の点から、動けない。
君と僕の、恒久点。

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