月輪の都 『粋鱗』
2005年4月4日妹が背の夢、通りなば、
汲みたる涕(なみだ)の、泉も涸れ果て、
映る影 亡く、噛み締めて。
覗く 底土、残されたるは、結晶ぞ、
想いの粋と、見定める。
純なり 綺なり 輝いて、
今ぞ、心に 甦り、
足跡遺して 立ち去る影と。
限りに 延ばす、此の掌の内に、
掴めぬままに、転がりて、
届かぬ 輝き、眼に 刻む。
汲みたる涕(なみだ)の、泉も涸れ果て、
映る影 亡く、噛み締めて。
覗く 底土、残されたるは、結晶ぞ、
想いの粋と、見定める。
純なり 綺なり 輝いて、
今ぞ、心に 甦り、
足跡遺して 立ち去る影と。
限りに 延ばす、此の掌の内に、
掴めぬままに、転がりて、
届かぬ 輝き、眼に 刻む。
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