月輪の都 『燠火』
2005年2月4日白光残す 灰の奥底、密やかに、ちろりちろりと、燃ゆる埋火。
盛る業火は 一時の、幻影の如くに 地表を舐めて、
奪い取った 静寂を、燻る煙で 湛えつつ、
絶句を 誘いて 無慈悲を嘆く。
変化の焔は ゆらゆらと、惑わす 灯り、手招きを。
紅き焔に 巻かれても、やがて 封じられて、沈黙す。
舞踊は終焉、贄は消え、闇の色さえ 違えた頃に、
熾す(おこ)せば 息を吹き返す、
燠火(おきび)の色は 灼熱と。
蒼き焔を 畏るるは、消せない火種、じわじわり、
魂さえも 焼き尽くす。
誰しも、心の奥底に、小さな焔を 隠してる。
盛る業火は 一時の、幻影の如くに 地表を舐めて、
奪い取った 静寂を、燻る煙で 湛えつつ、
絶句を 誘いて 無慈悲を嘆く。
変化の焔は ゆらゆらと、惑わす 灯り、手招きを。
紅き焔に 巻かれても、やがて 封じられて、沈黙す。
舞踊は終焉、贄は消え、闇の色さえ 違えた頃に、
熾す(おこ)せば 息を吹き返す、
燠火(おきび)の色は 灼熱と。
蒼き焔を 畏るるは、消せない火種、じわじわり、
魂さえも 焼き尽くす。
誰しも、心の奥底に、小さな焔を 隠してる。
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