月輪の都 『空席』

2005年1月16日
愛したことを 忘れそう。
ほんの一時、離れただけで。
恋した心を 忘れそう。
ほんの少し、見えないだけで。
始終 傍に居てほしい、そんな訳じゃないけれど、
淋しさ 覚えた、君のせい。
 
隙間は 何時も、埋まらない。
誰か分の 空席は、常に 空いているのにね。
長居すること、ないみたい。

追い立てている、訳じゃない、誘ってる訳でも、ないけれど。
心地のいい距離、保つ空間。
見えない障壁 なのかもね。

足らないぐらいが、丁度いい。
何時も、君を 思うから。
満たされないのが、丁度いい。
何時も、不思議が そそるから。
取り逃がすのが、丁度いい。
記憶の底に、置けるから。 

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