月輪の都 『昨日』

2004年12月23日
君を愛した 僕が 消えるのならば、
もう一度、愛したい。今 一度、出逢いたい。

何気ない 出逢いから 始まって、愉しみ 慶び 擦れ違い。
独り 泣いた夜も、二人 食い違った 昼も、共に 目覚めた朝も。
僕は、昨日の事のように 覚えてる。
日常 手放し、旅した時も、些細な事で 戸惑った時も、
君と過ごした 日々だから。

叶わぬ 願いも、叫びたい。
届かぬ 想いも、放ちたい。
戻らぬ 時間も、呼び寄せたい。

君を愛した 僕が、確かに 此処に、居たのだから。
僕を愛した 君が、すぐ 傍らに、居たのだから。

この手を 離したのは、僕だけど。
その背を 見送ったのは、僕だけど。
それが 今生の 別れになると、誰も 知りは しなかった。

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