月輪の都 『成龍』
2004年11月19日永遠を 謡う 夢の中。
刹那に 消える 掴む影。
風に 乗って 羽ばたく 彼方。
夕日の沈む 西海へ。
一路 舵とる 星の先。
渡海を 阻む 嵐を 薙ぎて。
苦界に 惑う 深山も、それでも 一歩 進まねば、
例え 霧の視界でも、抜け出す 時は 見えてこぬ。
仰いだ 天に 標(しるべ)を求め、
探した 渓流、救いを求め、望み 託した 笹船 送る。
渡る山河に 姿を隠し、人里 忘るる 時に見し。
哀し 奏で、空の色。
日毎 満ち欠け、暦の月。
行けども続く、砂漠の丘を、辿り 辿るは 月の舟。
遥かな天に 昇れども、触れる事すら 叶わぬ月よ。
雲も 影と、なるばかり。
道行く友も、草場に眠り、添えぬ 恋人(つま)も 墓標の下に。
遺す子とて おらぬ 今、なんぞ 悔いは あらずとも、
如何に 逝けぬ、嘆きを 持って、
捨てた 故郷を 夢に泣く。
希望に 溢れた 出立を、見送る 姿は、寂しき 夜明け。
泪 堪えて、あげた手の、遠い面影 滲む 今。
今生の 別れと 想うた 訳でなし。
錦 纏うて 帰る日を、誓って 立った 筈だのに。
別れは 何時も 突然に、親しき者が 去ってゆく。
山の彼方に 飛び退る、二匹の虹(こう)を追うただけ。
煌めく その背を 追うただけ。
何時か 龍と 成らん為。
雲を 追い越し 雨を喚び、雷鳴 従え 昇り行く。
五爪の龍と 成る為に。
刹那に 消える 掴む影。
風に 乗って 羽ばたく 彼方。
夕日の沈む 西海へ。
一路 舵とる 星の先。
渡海を 阻む 嵐を 薙ぎて。
苦界に 惑う 深山も、それでも 一歩 進まねば、
例え 霧の視界でも、抜け出す 時は 見えてこぬ。
仰いだ 天に 標(しるべ)を求め、
探した 渓流、救いを求め、望み 託した 笹船 送る。
渡る山河に 姿を隠し、人里 忘るる 時に見し。
哀し 奏で、空の色。
日毎 満ち欠け、暦の月。
行けども続く、砂漠の丘を、辿り 辿るは 月の舟。
遥かな天に 昇れども、触れる事すら 叶わぬ月よ。
雲も 影と、なるばかり。
道行く友も、草場に眠り、添えぬ 恋人(つま)も 墓標の下に。
遺す子とて おらぬ 今、なんぞ 悔いは あらずとも、
如何に 逝けぬ、嘆きを 持って、
捨てた 故郷を 夢に泣く。
希望に 溢れた 出立を、見送る 姿は、寂しき 夜明け。
泪 堪えて、あげた手の、遠い面影 滲む 今。
今生の 別れと 想うた 訳でなし。
錦 纏うて 帰る日を、誓って 立った 筈だのに。
別れは 何時も 突然に、親しき者が 去ってゆく。
山の彼方に 飛び退る、二匹の虹(こう)を追うただけ。
煌めく その背を 追うただけ。
何時か 龍と 成らん為。
雲を 追い越し 雨を喚び、雷鳴 従え 昇り行く。
五爪の龍と 成る為に。
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