月輪の都 『自戒』
2004年10月30日回帰を 想うのは、何処か 歪な世界を 見ているから。
解放を 願うのは、何処か 窮屈な縛めを 感じてるから。
海淵を 探すのは、何処か 秘めた理を 隠してるから。
常に、心に纏え 白装束。
簡素な遺言 認め(したため)記し 懐に。
手甲、脚絆に 菅笠を。
慈悲の願文 刻んだ杖を 突き尽きて、
山河を駆けて 望むるは、三つの月の 登る場所。
遥かに浄土を 観想し、尾根を渡りて 歩く運びは 一心に。
巡礼の旅路は 嘗て、命を賭けた 苦難の道々。
現世(うつしよ)生きる 僕たちは、
あらゆるモノを 踏みしだき、
あらゆるモノに 目を瞑り、
あらゆるモノを 欲し続ける。
それは 眼(まなこ)が曇った せいじゃなく、
それは 物理に 惑わされている せいでもない。
生まれ備えた 欲望に、目醒め 自覚した 末の事。
人は、どこまでも 純粋に、どこまでも 邪悪になれる。
罪業を 積み重ねることも、執着を 捨て去る事も、
聖(ひじり)を 創ることも出来、獄卒を 創る事も 出来る。
希望の種で 在るはずだから。
日々は 流れるものでなく、創り出してゆく ものだから。
唯一、人は 己自身の 創造神に なりうると、
自戒をもって、歩むべし。
解放を 願うのは、何処か 窮屈な縛めを 感じてるから。
海淵を 探すのは、何処か 秘めた理を 隠してるから。
常に、心に纏え 白装束。
簡素な遺言 認め(したため)記し 懐に。
手甲、脚絆に 菅笠を。
慈悲の願文 刻んだ杖を 突き尽きて、
山河を駆けて 望むるは、三つの月の 登る場所。
遥かに浄土を 観想し、尾根を渡りて 歩く運びは 一心に。
巡礼の旅路は 嘗て、命を賭けた 苦難の道々。
現世(うつしよ)生きる 僕たちは、
あらゆるモノを 踏みしだき、
あらゆるモノに 目を瞑り、
あらゆるモノを 欲し続ける。
それは 眼(まなこ)が曇った せいじゃなく、
それは 物理に 惑わされている せいでもない。
生まれ備えた 欲望に、目醒め 自覚した 末の事。
人は、どこまでも 純粋に、どこまでも 邪悪になれる。
罪業を 積み重ねることも、執着を 捨て去る事も、
聖(ひじり)を 創ることも出来、獄卒を 創る事も 出来る。
希望の種で 在るはずだから。
日々は 流れるものでなく、創り出してゆく ものだから。
唯一、人は 己自身の 創造神に なりうると、
自戒をもって、歩むべし。
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