月輪の都 『赤い闘士』
2004年9月24日僕と君との距離、こんなに近くて こんなに遠い。
わかりあえたら いいのにね。
僕と君との 食い違い、こんなに些細で こんなに重大。
ゆずりあえたら いいのにね。
君と僕だけの世界なら、同じものだけ 見てられるのにね。
そんな風に 僕たちは、互いの視野を 狭めてる。
そんな風に 僕たちは、互いの距離を 縮めてた。
赤い糸は 運命の、手繰る道筋なんかじゃないと、
気付きもしないで 酔いしれて。
赤い糸は 戒めの、鎖であると気付かずに、
甘い夢だけ 食べていた。
僕と君が 重なれば、一つになれると 勘違い。
君とこうして 手を繋ぎ、互いに 見合わせ 微笑んで、
互いに 鋏を 隠してた。
ちょきん と切れば、終わりだと。
自身に幾度も 言い聞かせ、眼を離した瞬間に、
力をいれよと 考えながら、
背中に鋏を 隠したままで、捨てることは 出来なくて。
愛を無くして 情けでも。
愛を捨てて 恨みでも。
愛を探して 裏切って、愛を欲して 未練でも。
互いの手首を 手錠のように、赤い糸が繋ぐから、
尖った刃先を 握り締め、互いに躊躇い、突き刺しあって。
やがて どちらか 地に臥すまでも。
自分を突き刺す 発想なんて、とても 考えつかぬほど。
僕は 君は 赤い呪縛に 囚われていた。
わかりあえたら いいのにね。
僕と君との 食い違い、こんなに些細で こんなに重大。
ゆずりあえたら いいのにね。
君と僕だけの世界なら、同じものだけ 見てられるのにね。
そんな風に 僕たちは、互いの視野を 狭めてる。
そんな風に 僕たちは、互いの距離を 縮めてた。
赤い糸は 運命の、手繰る道筋なんかじゃないと、
気付きもしないで 酔いしれて。
赤い糸は 戒めの、鎖であると気付かずに、
甘い夢だけ 食べていた。
僕と君が 重なれば、一つになれると 勘違い。
君とこうして 手を繋ぎ、互いに 見合わせ 微笑んで、
互いに 鋏を 隠してた。
ちょきん と切れば、終わりだと。
自身に幾度も 言い聞かせ、眼を離した瞬間に、
力をいれよと 考えながら、
背中に鋏を 隠したままで、捨てることは 出来なくて。
愛を無くして 情けでも。
愛を捨てて 恨みでも。
愛を探して 裏切って、愛を欲して 未練でも。
互いの手首を 手錠のように、赤い糸が繋ぐから、
尖った刃先を 握り締め、互いに躊躇い、突き刺しあって。
やがて どちらか 地に臥すまでも。
自分を突き刺す 発想なんて、とても 考えつかぬほど。
僕は 君は 赤い呪縛に 囚われていた。
コメント