月輪の都 『番犬』
2004年8月20日知らない人が 通っただけで、吠えさかる。
知らない場所に 連れてかれただけで、鳴き叫ぶ。
知らない音を 聞いただけで、狂乱する。
見えるものには 甘いけど、耳と鼻には厳しいからね。
遠雷なんて 恐怖の的さ。
臆病だから 吠えまくり、
大胆だから 噛みつくさ。
唸りながら 牙を剥き、
退りながら 尻尾を巻いて、
全身全力、足を地面に 突っ張って。
それでも 鎖の範疇でしか、
逃げ場所なんて ないからね。
首輪が首に くい込むさ。
今更 犬小屋もらっても、
馴染んだ箱が 一番さ。
高い高い 壁の向こうを 除く穴。
ここに 頭をつっこんで、
わんわん 吠えるが 仕事だもの。
上手い具合に 自転車が、丁度 日陰になるからね。
鼻先つけて 潜り込む。
尻尾ふりふり ご主人様。
朝夕 楽しい 散歩道。
知らない道には 行かないよ。
曲がる角は ここだけさ。
だってそうして きたんだもの。
だってそこしか 知らないんだもの。
知らない場所に 連れてかれただけで、鳴き叫ぶ。
知らない音を 聞いただけで、狂乱する。
見えるものには 甘いけど、耳と鼻には厳しいからね。
遠雷なんて 恐怖の的さ。
臆病だから 吠えまくり、
大胆だから 噛みつくさ。
唸りながら 牙を剥き、
退りながら 尻尾を巻いて、
全身全力、足を地面に 突っ張って。
それでも 鎖の範疇でしか、
逃げ場所なんて ないからね。
首輪が首に くい込むさ。
今更 犬小屋もらっても、
馴染んだ箱が 一番さ。
高い高い 壁の向こうを 除く穴。
ここに 頭をつっこんで、
わんわん 吠えるが 仕事だもの。
上手い具合に 自転車が、丁度 日陰になるからね。
鼻先つけて 潜り込む。
尻尾ふりふり ご主人様。
朝夕 楽しい 散歩道。
知らない道には 行かないよ。
曲がる角は ここだけさ。
だってそうして きたんだもの。
だってそこしか 知らないんだもの。
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