月輪の都 『覚醒の時』
2004年8月17日視えない糸を 手繰るよに、
見えない意図を 手繰るよに、
観えない縁が そこにある。
看えない因果が そこにある。
聞こえぬ声を その耳に。
聴こえぬ呻き その心に。
効こえぬ繕い この掌に。
救える薬が ないのなら、想いの手当するしかなくて。
巣くう病が 癒えぬなら、思いで手当するほかなし。
私の声が 聞こえるか?
私の祈りが 聴こえるか?
私の弔い 訊いているか?
問うても 答える呼応なく、探るこの手は 空を切る。
何を残して この世を去った?
何を想って この世を去った?
何を悔いて この世を去った?
何も残さず 逝くがいい。
何も想わず 逝くがいい。
何も悔いず 逝くがいい。
無くす事の 難しさ。
離す事の 難しさ。
滅す事の 難しさ。
けれど、それを為す為に、再び この世に 産まれ来たと したならば。
けれど、それを成就す為に、廻りて この世に 落ちたと したならば。
けれど、それを己で辿りつく為に、この世に 仿徨う運命と したならば。
行こう、往こう、逝こう。
逃れきれない 終焉の時へ。
見えない意図を 手繰るよに、
観えない縁が そこにある。
看えない因果が そこにある。
聞こえぬ声を その耳に。
聴こえぬ呻き その心に。
効こえぬ繕い この掌に。
救える薬が ないのなら、想いの手当するしかなくて。
巣くう病が 癒えぬなら、思いで手当するほかなし。
私の声が 聞こえるか?
私の祈りが 聴こえるか?
私の弔い 訊いているか?
問うても 答える呼応なく、探るこの手は 空を切る。
何を残して この世を去った?
何を想って この世を去った?
何を悔いて この世を去った?
何も残さず 逝くがいい。
何も想わず 逝くがいい。
何も悔いず 逝くがいい。
無くす事の 難しさ。
離す事の 難しさ。
滅す事の 難しさ。
けれど、それを為す為に、再び この世に 産まれ来たと したならば。
けれど、それを成就す為に、廻りて この世に 落ちたと したならば。
けれど、それを己で辿りつく為に、この世に 仿徨う運命と したならば。
行こう、往こう、逝こう。
逃れきれない 終焉の時へ。
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