月輪の都 『対ノ図』ツインズ
2004年4月29日手を変え 品変え 声変えて、手練手管の 妖し花。
君を 娼婦と 呼ぶけれど、君の素顔は あどけなく。
無邪気なままに 奔放で、 欺くことを 楽しんで、
濡れた瞳の 奥底で、
ちらちら くすぶる 炎の色は、
君の抱える 闇の色。
目を変え 物変え 姿を変えて、銭が力の 成金紳士。
僕を 旦那と 呼ぶけれど、僕の素顔は 天邪鬼。
疑う 性根を 抱えつつ、 腹の黒さを 誇りつつ、
醒めた瞳の 奥底で、
抜き身の刃が 放つのは、
僕の抱える 闇の色。
たぶん 互いに 気付いてる。
どんなに 装い 飾ろうと、同じ根を持つ、同類と。
たぶん 互いに 求めてる。
自分と まったく 被らない、そんな 相手を 探してる。
たぶん 互いに 想ってる。
壁を 越えては いけないと。
抱くは 欲望、 抱かれるは 商売。
常に 自分に 言い聞かせ、互いに 罵声を 浴びせつつ、
切れぬ 根っこを 切りたがる。
理想に描く、立派な相手を、手に入れて、
鼻高々に 闊歩して、羨む姿を 見せ付けて、
幽鬼の心で 彷徨う場所は、作り上げた 人形の家。
たぶん 互いに 愛してた。
それでも、何かが 怖かった。
たぶん 互いに 憎んでた。
それでも、何かが 捨て去れなくて。
たぶん 互いに 黙ってた。
それでも、何かが 疼いてた。
君を 娼婦と 呼ぶけれど、君の素顔は あどけなく。
無邪気なままに 奔放で、 欺くことを 楽しんで、
濡れた瞳の 奥底で、
ちらちら くすぶる 炎の色は、
君の抱える 闇の色。
目を変え 物変え 姿を変えて、銭が力の 成金紳士。
僕を 旦那と 呼ぶけれど、僕の素顔は 天邪鬼。
疑う 性根を 抱えつつ、 腹の黒さを 誇りつつ、
醒めた瞳の 奥底で、
抜き身の刃が 放つのは、
僕の抱える 闇の色。
たぶん 互いに 気付いてる。
どんなに 装い 飾ろうと、同じ根を持つ、同類と。
たぶん 互いに 求めてる。
自分と まったく 被らない、そんな 相手を 探してる。
たぶん 互いに 想ってる。
壁を 越えては いけないと。
抱くは 欲望、 抱かれるは 商売。
常に 自分に 言い聞かせ、互いに 罵声を 浴びせつつ、
切れぬ 根っこを 切りたがる。
理想に描く、立派な相手を、手に入れて、
鼻高々に 闊歩して、羨む姿を 見せ付けて、
幽鬼の心で 彷徨う場所は、作り上げた 人形の家。
たぶん 互いに 愛してた。
それでも、何かが 怖かった。
たぶん 互いに 憎んでた。
それでも、何かが 捨て去れなくて。
たぶん 互いに 黙ってた。
それでも、何かが 疼いてた。
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