5月30日の日記

2004年4月26日
汽車のデッキは 最後尾、
逸失点まで レールは延びて、 
ごぅ と 啼く風 伴って、 背後の景色 飛び退る。
僕を 乗せて ひた走る、 汽車は 時の流れかな。
例え 僕が 立ち止まり、 動かざりと 固めても
どこか 遠くへ 連れ去るように、
売られていった 家畜のように。 
 
僕が 瞳を 閉じたまま、感じる速度は 心のままに。
僕が 耳を 塞いだまま、伝わる振動、小気味よく。

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