月輪の都 『壁』

2004年1月19日
壁は 何時でも 何処でも 常にある。

どんなに 頑張っても、努力しても、
超えなれない、破れない壁が ある。

眼には 見えない この壁が、
僕の全てを 否定する、拒絶する、立ちはだかる。
全力を 振り絞って 激突しても、
同じ力で 跳ね返されて、
僕は ボロボロと 崩れていく。

僕は 必死に 零れ落ちてく 自分を拾い、
欠片を繋いで、保とうとするけれど、
それは 歪な形 なのかも しれない。

僕は とても 不器用だから、
減速するとか、回避するとか、
だぶん 方法はいくらでも あるんだろうけど、
自分にだけは 手加減できなくて、
何時も、何時も、木っ端微塵。

例え、結果を 知っていても、
何度 同じ事で ボロ雑巾になったとしても、
譲れない 最後の砦が 僕 だから。

例え、どんなに 遠回り、
回り道を してでさえ、自力で辿りつかないと、
僕は、僕で いられない。

色んな 助言を 耳にして、
色んな 手法を 駆使しても、
それは 一時の 延命で、
結局 逃れられない 死のように、
常に 自分に 還りつき、
同じ壁に 挑んでる。

それは 自分が 創った壁かも 知れないけれど。
たぶん 自分を 捨てれば 消えるのだろうけど。
それは とても 難しくって、とても 簡単。

だけどね、だからね、だろうけど。
痛みを 知らない 人間は、
平気で 人を 傷つける。
僕は 自分の古傷を、自戒として 抱えてる。
たぶん、それと 根は 同じ。
自分の中で 昇華できるほどに、挑まなければ、
どんなに 他人に諭されても、納得などは 出来なくて。
何度も 壁に ぶちあたり、
何度も 壁に 潰されて、
それでも、真っ向勝負しか 出来なくて。
曲げて、折れて、妥協して、避けて、無視して、
腐っていくくらいなら。
馬鹿だと 嘲り罵られても、
自分に 正直に ありたくて。

あっさり 自分を 変えれる程に、
甘い 自分を 持てなくて。

己の尾を 追う 犬のよう。
僕は とても 不器用で。
灰色という、余裕がとても、持てなくて。


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