月輪の都 『涙』
2003年11月18日ふと、傷口を見たら、痛くなった。
ふと、溢れた血の玉を見たら、涙が出た。
ふと、視力で確認したら、じんじんと痺れてきた。
鈍くなって いるのかな?
知らなければ、見なければ、
こんなに 痛くもないのかな?
条件反射で 閉じた眦、
意外に大きな 涙が ぽろり。
一つ 落ちると、止めどなく。
頬を 伝って ぽろぽろと。
何かが哀しいわけでなく、
何かが空しいわけでなく、
それほど 痛い わけでなく。
ぽろり ぽろぽろ、ほろほろと。
忘れる程に 長いこと、
枯れた河に 流れ込む、
豪雨が呼んだ、濁流が、
あらゆるものを 押し流す。
小さな 小石が きっかけで、
突如 崩れる 雪崩のように、
じんわり 進んだ氷河の岸壁、
轟音立てて 落ちるよに。
僕は こんなに 長い事。
涙を 零して いなかった。
そんな 自分を 省みて、
哀しい涙が 込み上げた。
ふと、溢れた血の玉を見たら、涙が出た。
ふと、視力で確認したら、じんじんと痺れてきた。
鈍くなって いるのかな?
知らなければ、見なければ、
こんなに 痛くもないのかな?
条件反射で 閉じた眦、
意外に大きな 涙が ぽろり。
一つ 落ちると、止めどなく。
頬を 伝って ぽろぽろと。
何かが哀しいわけでなく、
何かが空しいわけでなく、
それほど 痛い わけでなく。
ぽろり ぽろぽろ、ほろほろと。
忘れる程に 長いこと、
枯れた河に 流れ込む、
豪雨が呼んだ、濁流が、
あらゆるものを 押し流す。
小さな 小石が きっかけで、
突如 崩れる 雪崩のように、
じんわり 進んだ氷河の岸壁、
轟音立てて 落ちるよに。
僕は こんなに 長い事。
涙を 零して いなかった。
そんな 自分を 省みて、
哀しい涙が 込み上げた。
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